名古屋めしと伊勢神宮をめぐる旅

 私は愛知県出身ですが、東京に住むようになってから、「お伊勢さん」と「京都」が遠くなったなぁ…としみじみ感じることがあります。そこで、昨年末にお伊勢さんへのお礼参りを兼ね、「名古屋めし」と楽しみにしていた美術展を楽しむべく、久しぶりに名古屋へでかけてきました。

 今回は地元愛知の観光資源として、特に愛知万博(2005年)以降、ブームとなっている名古屋めしをご紹介したいと思います。二泊三日の短い日程にしては多くの名古屋めしを堪能できたと思います。
実は赤味噌発祥の地に育ちながら、味噌がさして好きでない私は、県外の友人が名古屋に来ると一緒にお付き合いするくらいでそれほど「名古屋めし」に詳しいわけではありません。「名古屋めしブーム」が到来するまで全国区だと信じていたものもあります。なので今回は「るるぶ」を片手にまわりました。(笑)

名古屋めし 名古屋というと、以前は「名古屋駅は通るけど降りたことないな」とか「偉大なる田舎」とか、ちょっとネガティブなコメントが多かったのですが、最近は「名古屋めし」を食べにでかける旅行者がとても多いようです。
「みそカツ」「手羽先」「ひつまぶし」「モーニング」「味噌煮込みうどん」「きしめん」以外にも「あんかけスパゲティ」「小倉トースト」「台湾ラーメン」「コンパルのエビフライサンド」など、とても一日では制覇することができません。名古屋城は現在工事中ですし、全国的に名の知れている観光地もあまりない中でも、この名古屋めしブームのおかげで滞在型観光客が年々増加しているとのことです。確かに今回、主に有名店をまわったのですが、キャリーケースをもった旅行者が行列に並んでいる姿をよく見かけました。
「コメダ珈琲」「CoCo壱番屋」「世界の山ちゃん」などは全国展開されていますが、ひつまぶしの「熱田蓬莱軒」など「地元名古屋のこの地でお店をやっているからこそ価値がある」と名古屋でしか展開されていない店も多くあり、そういった企業の地元への熱い想いが近年の名古屋を盛り立てててるのだ、と強く感じました。
 
 すっかり東京暮らしの方が長くなってしまい、地元グルメに疎い私ですが、唯一「味処 叶」の元祖味噌カツだけは、昔から地元の友人に連れられ食べに通っていました。本当に、本当に(!)おすすめです。肉厚で柔らかいカツ、まろやかな味噌のソースは絶品です。今回も久しぶりに食べて、その美味しさに思わず舌鼓を打ちました。「栄」という名古屋の中心街のビルの合間にひっそりとたたずんでいて、初めてだと地図を見ながらでも見逃してしまうかも知れませんが是非お試しください。

 「名古屋めし」以外、今回は「トヨタ産業技術記念館」「名古屋市美術館」「ノリタケの森」「名古屋城」を訪ねました。それ以外にも「名古屋市科学館」「名古屋港水族館」など素晴らしい資源がたくさんあります。少し足を延ばせば瀬戸物の瀬戸市や尾張七宝・有松絞りなどの伝統工芸品の産地もあります。古い街並みをのんびり散策するのも楽しいかと思います。

トヨタ技術記念館

伊勢・鳥羽 そして、それだけでは食指が動かない、という方は是非、名古屋を拠点にして伊勢神宮まで足を延ばしてみてください。夕暮れ時の鳥羽の海はとても美しく、ゆったりと穏やかな時間を過ごすことができました。(日本一大きな鳥羽水族館はゆっくり見たいのでまた次回のお楽しみ…ということにしました。)東京から二泊三日の旅でしたが、中日に伊勢・鳥羽を訪ねるという旅程にすると意外にまわれますのでおすすめです。(A)